お彼岸にお墓参りする意味知っていますか?

お盆を過ぎたというのに厳しい残暑が続き、夏バテぎみの今日この頃です。

この時期に墓地で仕事をしていると彼岸花という真っ赤な綺麗な花が自生しているのをよく見かけます。(毒が含まれている花みたいですが…)

この彼岸花を見かけるようになると、もうすぐお彼岸やなぁ~と焦りを感じます。(石材店の人なら共感してくれるはず  )お盆同様に施主様がお墓参りをされるので、工期の区切りになるからです。

 

 

皆さんがお墓参りをよくされる時期は、お盆の時期(8月13日~、又は7月13日~)と並んで、お彼岸(春分の日と秋分の日の前後3日間)の時期ですよね。

お盆のお墓参りは、お釈迦様のお弟子が、この時期に亡き母の供養をしたとの故事に由来するそうですが、お彼岸のお墓参りが広がったのはなぜなのでしょうか?

 

お彼岸のお墓参り

 

お彼岸の時期がお墓参りに適している訳は、「春分の日」と「秋分の日」が仏教の思想では「あの世」と「この世」が一番近づく日で、ご先祖様を供養するのに適しているとされているからです。

仏教世界では、あの世(極楽浄土)を「彼岸(ひがん)」、この世を「此岸(しがん)」と呼び、「彼岸」は「此岸」の西の彼方にあると考えられています。

そして、

「春分の日」と「秋分の日」は、太陽が真西に沈み「彼岸」の方向を指し示す一年で2度ある特別の日なのです。

そこで、この日を中日として、前後3日間のお彼岸の期間に、ご先祖の供養をするようになったみたいです。

今までお彼岸にお墓参りしたことない方も毎年お参りしている方も是非とも墓前に手を合わせにいきましよう!!

 

※上記は仏教の思想ですが、浄土真宗のお彼岸は他の宗派と少しだけ意味合いが違います。