墓石の色が変わるって本当?
墓石は水を吸ったときに色が変わる
これは全ての石が持つ特性であり、防ぎようがありません。石は硬いため水を吸い込まないように見えますが、小さな隙間がたくさんある構造なので水を吸っては蒸発させるのを繰り返しています。あんなに硬い物質なのに水を吸収するって不思議ですよね。
右側が水を含んだ状態です。同じ石でも随分色合いが違います。
水を吸って起こる問題とは・・・
水を吸った部分が黒くなる、水シミができてしまうことです。
たしかに、見た目が良いとは言い難いので水シミがおこりにくい石種を使用したいです。
でも、吸水率の低い石を選んだからといって、50年後、100年後もピカピカというわけではありません。
逆に、少々吸水率の高い石を選んだからといって、美観上の差は付きますが、5年、10年でボロボロになって朽ち果てるなんてこともありません。
また、人も年をとるごとに見た目が変わっていくのと同じように、お墓も年月を経て苔が生えた「わび・さび」の美を好む人もいます。
何が大切かと言うと石材店がお客様に対して墓石が水を吸収しどのような変化が起こりうる物質かを長期的な視点でしっかりと説明ができているか否かです。
皆さんが墓石を購入される際に、ぜひ参考にしてください。